シニア向けマンション購入のポイントを理解しよう
「アクティブシニア」という言葉があるように、元気なシニア向けのマンションを購入して、充実したマンションライフを楽しむシニア層が増えているという。住み慣れた一戸建てを売却して、シニア向けのマンションに移り住む場合のポイントを綴ります。
■ 目次 ■
シニア向けマンションとは
一般のマンションとシニア向けマンションとの違いは何だろうか。一般のマンションは、老若男女を対象としているため、シニアでは住みにくいと感じる場合もあります。
例えば、玄関アプローチに段差があったり、手すりが未設置だったりします。シニアに向けた設備を整えていない場合が多いです。
シニア向けマンションは、初めからシニアをターゲットとして建築されているため、バリアフリーに配慮した建設がなされ、シニアに向けたサービスが展開されているのが特徴です。
例えば、広々としたエントランス、レストラン・娯楽室・シアタールーム・大浴場・ジム・フィットネス・趣味の工房・図書室まで整っているマンションも存在します。
「アクティブシニア」の世代、つまり元気なシニアが住むのに最適な造りをしているのが、シニア向けマンションなのです。
居室に何かあった時のための緊急コールボタンが備えられていたり、入居者同士のコミュニティや余暇を楽しむ場が提供さけていたり、コンシェルジュが常駐し、生活のサポートや相談のサービスが受けられるようになっているのもシニア向けマンションの特徴です。
サービスが受けられるものとして、病院などへの送迎バス等の運行や食事や洗濯、掃除などの日常生活のサポートなど、至れり尽くせりとなっているのがシニア向けマンションです。
住み替えのきっかけは
今まで住み慣れた一戸建てを売却して、シニア向けのマンションに移り住もうとする方の多くのきっかけは、子供が独立して、広い家を維持するのが大変であるという方が多いです。
一戸建ての魅力は、自由に使える庭や2階があるなどがありますが、年数の経過とともに老朽化していることが主な原因です。庭の手入れが大変ということもあります。
ほかにも、バリアフリーではなかったり、設備が古くて住みにくかったり、オートロックでないために、防犯上の不安などの理由があるようです。
老後のことを考えると、広い家は必要ないので、コンパクトで住みやすいシニア向けマンションに住み替えるというわけです。ダウンサイジングとも言います。
マンションは、修繕積立金が必要となるので一戸建ては、維持費がかからないと誤解しておられる方がいます。
一戸建ての場合は、定期的な修繕積立金を支払うわけではありませんが、屋根や外壁・給水管・排水管・ガス管などの交換や庭の手入れや清掃が、まとまって必要となります。
これらの修繕費用を、毎月きちんと積立てるのかどうかがマンションと違うのであった、将来の修繕が必要なのは一戸建てもマンションも変わらないのです。
シニア向けマンション購入のポイント
シニア向けマンション購入のポイントを、以下に列挙します。
既存の住まいをどうするか
今まで住んでいた住居をどのようにするのかを考えないといけません。売却するか貸して、誰かに住んでもらうなどの選択があります。空き家にしてそのまま放置というのが最悪のパターンです。
売却するにしても賃貸として貸し出す場合でも、信頼できる不動産会社を見つけることがポイントです。
現地見学や体験入居を行う
パンフレットを取り寄せて比較検討をするのが、シニア向けマンションを見つける手段ですが、候補となるシニア向けマンションを見つけたのであれば、まず現地見学や体験入居を行うことです。
パンフレットだけでは分からない実際のサービスや住んでいる人との関係が分かってきます。できれば、実際の入居者に挨拶をして、その反応や感想を聞くとよいでしょう。
また、スーパーや銀行、役所関係にも行きやすく、生活に便利な立地の物件であるかは、現地に行かないと分からないことも多いです。
「シニア向けマンションまで、バリアフリーですよ。」と謳い文句があっても、実際に歩いてみると坂道が多くて大変だったということにもなりかねません。
食事メニューは臨機応変か
3度の食事は、何よりの楽しみとなります。同じ入居通し集まって食べる食事は、おいしく感じられるものです。
高齢になると、お医者さんから食べてはいけないモノの指定や控えた方がよい食べ物がでてきます。
そういう場合にも臨機応変に食事メニューを対応することができるのか確認しておくことです。食事を施設内で調理する場合も、外部の業者に委託する場合がありますが、どちらも臨機応変の献立ができるのか確認が必要です。
車イスになっても快適か
入居者の中には、車イスに乗っておられる方はいましたか。入居者全員が車イスの必要がないのであればよいのですが、いつ車イスのお世話になるかもしれません。
エントランスから居室までは、完全なバリアフリーでしょうか。廊下に手すりは設置しているでしょうか。引き戸が採用されているでしょうか。車イスになっても快適に生活ができるでしょうか。
今は、車イスと無関係であったとしても、いつ必要となる日が来るかもしれません。また、車イスのお友達が、シニア向けマンションに遊びに来られた場合でも、対応が可能なのかどうかチェックが必要です。
おわりに
「アクティブシニア」という言葉通り、元気な高齢者が増えています。最期の住処として「シニア向けマンション」を選ぶ人も多くなってきています。それだけに色々な「シニア向けマンション」が存在します。きちんと現地見学や体験入居を行った上で、自分に合った「シニア向けマンション」を決めることをおすすめします。
シニア向けマンション購入のポイントを理解しよう
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